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あける

あける

a. 土に穴をあける
 オーガーホール法で現場透水係数を測る(ゲルフパーミアメーターで透水係数を測る),土中にテンシオメーターを挿入する場合,土に穴をあける。オーガーやドリルを用いて穴をあけるときは壁面を捏ね返すことは避けられない。捏ね返しの影響が少ないと判断される土以外には透水試験にオーガーホール法は用いてはならない。

圧力センサーのついたテンシオメータでは水の出入りが非常に少ないので捏ね返しによる影響は考慮しなくても良い。代わりに素焼カップの大きさがオーガーであけた穴よりも大きい必要がある。そこで,素焼カップの長さ(約6cm)だけ短い穴をあけておき,素焼カップを土に押し込むようにするとカップと土との接触が良くなる。

b. その他の材料に穴をあける
 多くの穴はドリルを使う。穴の空ける場所はセンターポンチで必ずキズを付けること。厚さが3 mm以下の場合には穴をあける材料だけでも構わないが,直径がそれ以上の場合には穴をあける材料の下に同質の材料置き,貫通させる必要はないが下の材料にも穴をあける。上下の材料を手で押させるだけでは不十分で,両面接着テープで接着させるとか,ボルトで固定することが必要である。とくに,薄い金属やアクリル板では下面からドリルが出る際に板が割れる,板が振り回されるということが必ず起こる。これでケガをしたという人が多い。

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